2017年11月10日
知っておきたい家族葬についての基本的な知識
お葬式のことをを考えたとき、家族葬でしたいと何となくそんなふうに考えている人は多いかもしれません。高齢化の進行、少子化、地縁血縁関係が希薄になりつつある、核家族化などの理由からも、今家族葬に対する関心は高まっているようです。しかし、家族葬とひと口に言っても、すべてを具体的にイメージできる人は限られているかもしれません。
家族葬は明確な決まりごと、参列者の範囲があるわけではなく、すべてにおいて故人の意志と残された遺族の意向で決めるので、こういう形といったモデルのようなものがあるわけではありません。葬儀自体に他の葬儀の形と変わりがあるのではなく、参列者を家族のみ、または家族と家族に近い関わりを持っている方のみなど、参列者の限定をする葬儀で、お通夜や告別式を行います。
家族葬は、参列者への気遣いをしなくて済むので体力的にも精神的にも負担は軽くなります。参列者は決まっているので、事前に人数の把握ができますし、一般の方への受付や会葬のお礼も必要ありません。そして何よりも故人とゆっくり向き合うことができます。でも、家族葬を行うことについての周囲の理解を必要かもしれません。メリットも多い家族葬ですが、多少のデメリットもあると理解しておくほうが良いかもしれません。